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0143-83-1111〒059-0463
登別市中登別町 24番地12

トップ > 医療チーム > 心理検査・療法

主に外来・入院患者様に対するカウンセリング、心理検査、集団療法を通して、当院のチーム医療の一端を担っております。また、当院には「臨床心理士」資格者が配属されております。

  心理検査・心理療法

臨床心理士とは

臨床心理士」とは、臨床心理学にもとづく知識や技術を用いて、
人の“こころ”の問題にアプローチしていく心の専門家で、
文部科学省の認可する財団法人日本臨床心理士資格認定協会の試験に合格し、
認定を受けた“心理専門職の証”となる資格です。

外来患者様へのケア

(1)個人心理療法(カウンセリング)

普段、人に話せないような悩みや問題を抱える方に対して、
目標に合わせた対話や技法を用いて援助を行います。
患者様の悩みに寄り添いながら、問題や気持ちの整理・改善をお手伝いいたします。
以下のような悩みを抱えている方はご相談ください。

  • ストレスや様々な問題を抱えている方
  • 対人関係におけるトラブルや孤独に悩まれている方
  • 物事を悲観的に考えやすい事に悩まれている方
  • 様々な恐怖心や不安感から、うまく行動できなくなっている方
  • 自分の生き方や特性を振り返ってみたいという方

<カウンセリングまでの流れ>

医療相談 受診にあたり何かご心配があれば、事前にお電話などで地域連携室
ソーシャルワーカー(TEL:0143-83-3572)へご相談ください。
来院 受診時間などをご確認の上、ご来院ください。
診察 医師が診察いたします。
患者様がカウンセリングを希望し、医師がカウンセリングの適応であると判断
予備面接及び
心理検査
心理士が改めて、患者様のお悩み、生活歴および病歴などをうかがいます。
必要があれば、予備面接の一環として心理検査を実施する事もあります。
心理療法契約 心理士と治療方法・目的・頻度などを話し合い、決定いたします。
また、通院負担の軽減を目的に、基本的には主治医の診察と同日に行います。
治療開始 契約に沿った治療を開始いたします。※曜日や他の患者様の予約具合に
よって即日対応できない場合もございますが、まずはご相談ください。

(2)心理検査

検査によって個人の能力や性格、その他の心的特性を把握し、治療に役立てております。
患者様の必要な情報に合わせて数種類の検査を組み合わせて実施いたします。
ご希望の方は主治医にご相談ください。
また、当院では詳細な検査結果を心理士からお伝えする事も出来ます。

主な検査

  • 知能検査・・・知的能力(IQ)の数値化や、特性を知ります。
  • 性格検査・・・性格や行動パターンを客観的に把握します。
  • 認知機能検査・・・記憶や物事のとらえ方などを把握します。

※また、当院では認知症疾患医療センターにおける鑑別診断時に、
詳細な認知機能検査を実施しております。こちらは事前の予約が必要となりますので、
認知症医療疾患センター(TEL:0143-83-3207)までお問い合わせください。


(3)外来SST

地域で生活されている方を対象として、対人関係スキルの獲得・向上に向けた集団療法として外来SSTを実施しています。
・対人関係が苦手という方
・相談することができないという方
・断ることができないという方
・自分の気持ちを伝えられないという方
興味のある方は、ぜひご連絡ください。

外来SSTでは心理士のみではなく様々な多職種が連携して、参加者のスキル獲得・向上を支援しています。

入院患者様への対応

(1)個人心理療法(カウンセリング)

入院の場合も、カウンセリングを受ける事が出来ます。
外来とほぼ同じような内容、流れで行っています。

(2)心理検査

入院治療を効果的にすすめる目的や治療効果を評価する目的で、
主治医が必要と判断した場合、実施いたしますので、主治医にご相談ください。

(3)集団精神療法(SST・回想療法)

退院促進の一環として、地域社会に戻るための機能回復を目的とした社会技能訓練(SST)と、
認知症高齢者を対象に自身の人生を振り返り、
自尊心や生きてきた意味などを取り戻す事で情緒の安定を図る目的で、
病棟スタッフと共に回想療法を実施しています。

当院の外来SSTは、地域で生活されている方を対象として、10名程度の小集団で、SSTと呼ばれるロールプレイなどを駆使して行う認知行動療法を行い、主に対人関係スキルの取得・向上を目指していきます。

sstとは?

 SSTとは、“Social Skills Trainingソーシャル・スキル・トレーニング”の略で
「社会技能訓練」「生活技能訓練」などと呼ばれるものです。対人関係の問題を中心に
 社会生活技能の取得・向上を目的とした認知行動療法の一種で、当院では集団で行います。

社会生活技能とは

 社会生活技能とは、社会の中で周囲の人と関わっていく能力のこと。
 たとえば、嫌な思いをしない・させない会話、会話をする際の距離感、相談能力などの
 対人関係、対人交流の基本となる技能のことです。
 それぞれの「生活を変えたい」「出来るようになりたい」という動機を大切にし、スタッフと
 話しながら本人に沿った目標を立て、集団でのSSTの中で練習しながら、技能の取得・向上を
 目指していきます。

   

 当院の外来SSTは、3か月1クール制で開催しています。参加希望者は随時募集しております。
 開催日時の詳細や利用料金などにつきましては、地域生活支援室(TEL:0143-83-3572)
 までお問い合わせください。

<SSTまでの流れ>

SST参加相談 SSTについて参加希望、ご不明点など何か相談があれば事前にお電話などで
地域生活支援室 ソーシャルワーカー(TEL:0143-83-3572)へご連絡ください。
来院 上記お電話で、事前に取り決めた予約時間にご来院ください。
予備面談 参加の前にSST担当スタッフから、お悩みや目標、今後の希望などお伺い
いたします。その中でSSTに参加する上での目標などを決めていきます。
診察 主治医との診察を行い、SSTに適応であるとの判断から処方箋を書いていただきます。
SST参加開始 予定の開催時間にご来院ください。

SSTについて分かり易くご紹介します。

「SST」に興味はありませんか?

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